魔物☆に恋して~透明な誓い~
「で?あんたは?」

「ボク?ボクはイニシエ」

「イニシエ?それって、そういうイキモノなの?」

「違うよ。ボクの名前。ボクはキューピッドだよ。一緒にここに飛ばされてきたじゃない」

キュー・・・

って、もしかして、あたしの頭の上にいて、矢を射まくってたヤツか。

「まさか、あんたのせいで、マヤと関係のない場所に飛ばされたんじゃ」

「違うよ。ボクは何にもしてない。きっとマヤもここに来たんだよ」

裂けた空間から、強大なまがまがしい腕が出てきて、マヤを掴んで行ったんだ。

その先が、こんな綺麗な場所で、天界だなんて。

何か、不自然では・・・
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