魔物☆に恋して~透明な誓い~
「だから、そういうのは早く言ってって」

「だから、今言った」

「・・・わかった。で?どこにいるの?」

「天使たちの休息場、じゃないかな。マヤって、サラくらい綺麗?」

サラくらいって。

その辺がよくわからないけど。

「あの、マヤは・・・綺麗かな」

そういう表現をしたことはなかったけど。

確かに、綺麗なヒトではある。


「じゃあ、多分そこだよ。ここに来て、すぐに、暇な誰かに捕まってると思う
よ」

「あのさ、お願い。そこに連れてって?」

イニシエはにこっと笑う。

「矢、射させてくれるんなら」
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