魔物☆に恋して~透明な誓い~
ふわふわした、地面。

綿のような感触。

転がり落ちて、明るく開けた場所に、放り出された。

「いたっ!!」

叫んだのはあたしじゃない。

けれど、同じ言葉を飲み込んでいた。

あたしは、誰かにぶつかったらしい。

体は背中を下にして、止まり、目の前に、金髪の女の子がいた。

金髪。

っていうか、本当に金色。

イニシエのようだ。

目鼻立ちもくっきりはっきりかわいく美しくて。

「もう!痛いじゃな~い!!」
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