無糖男子のティーパーティー
「えっ?!お菓子ぃ?!」
あ…声、出しちゃった
そして、案の定…
「あれ?やっぱり風華だ。どうしたの?」
準備室からリスが出てきた
部屋の中から間宮楓もこちらを見ている
「ぇ…いや…その…」
言えない
本当のことなんて言えない
好奇心に負けて盗み聞きしてたなんて絶対に…
「あ!」
「え?!」
もしかしてバレた?
「風華、もしかして気付いちゃったの?ココで私達がお菓子を食べてること…」
…"やましいこと"の正体は
学校にお菓子を持ち込んで食べてたこと?
一応、校則的には駄目ってなってるけど…
皆守ってないよ
でも、今はコレを言い訳に出来る…?
「そ、そうなのよ!」
「風華、お願いだから先生に言わないで?」
リスが馬鹿で本当に良かった…