無糖男子のティーパーティー

「えっと…うーん…」

「残念。イタズラ決行だね?」

「えっ?!」


俺は、鞄からもうひとつお菓子を取り出す

カボチャのチーズケーキ
食べやすいようにスティック状に作った力作

それを、李朱の前に差し出す


「そ、それ何!?美味しそう!」

「カボチャのチーズケーキ。でも、李朱にはあげないよ?…イタズラ中だしね?」

「そ、そんなのイタズラじゃなくて意地悪だよー!いーな、いーな!一口だけでいいから頂戴?」


首を傾げて上目遣い…
うっ、可愛い…

頑張れ俺
今はイタズラ中なんだ
耐えるんだ!


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