無糖男子のティーパーティー

準備室に入り
しっかり施錠して

やっと一息…
っと、思ったが…



ドン、ドン、ドン



窓を叩く妙な音が聞こえた
閉まっているカーテンをソッと開ける

なんとなく予想はしてたけど…


「何してんの…?」


窓を開けて音を発していたその子に問う


「登ったの!」

「…意味が分からない」


"頑張った""褒めて"っと言わんばかりの顔


「飛ぶよ!キャッチしてね!」

「は?…ちょっ?!うわぁ!」


そして、昨日と同じ状況が出来上がり

俺の上に着地したリス
昨日と違うのは、リスが林檎を喰わえてないということだけだった




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