無糖男子のティーパーティー

紙袋を持って歩く

言われて見れば、確かに目立ってるな…
この紙袋…

はぁ、さっさと渡して帰ろう


校舎の端っこの社会科準備室に着く
そこには、太朗の姉さんがすでに居た


「待たせてすみません。ちょっと…捕まっちゃって」

「いーのよ!モテる男は辛いねぇ」


バッシバシと肩を叩かれる
地味に痛い…


「とりあえず、中どうぞ?…取り引き現場見られると厄介なことになりそうなので」


準備室の鍵を開けて中に招く


「そうね、なんだか面白い噂が流れてるものね」


先輩の耳にも入るほど噂広がってるんだ…
来年は、絶対学校の外で取り引きしよう


< 79 / 107 >

この作品をシェア

pagetop