無糖男子のティーパーティー
「ありがとう。開けていい?」
「…ん、どーぞ」
リスから箱を受け取りリボンに手をかける
「えっと…本当は、もっといっぱいあげるつもりだったんだけど…その、形が良いのソレしかなくて…」
リスが隣で言い訳を言っている
その間に、箱を開ける
「あ、トリュフだ」
箱の中にはトリュフが2つ入っていた
「楓くんが作るのより、かなり味も形も悪いんだけど…その辺は許して下さい。これでも一生懸命作ったんだけど…うまくいかなくて…」
リスはまだ言い訳をしている
でも、味とか見た目とかどーでもいいんだよ?
「俺は、"リスが俺のために作ってくれた"それだけで十分だよ」
トリュフを一粒口の中へ入れる
うん、甘くてうまい
「美味しいよ?ありがとう、リス」
「っ!…うん!!」