無糖男子のティーパーティー
「…ねぇ、ねぇ、楓くん」
「ん?」
口の中のトリュフが無くなる頃に、リスが俺の服をちょっと引っ張って呼ぶ
「…ちゅう…したい」
「!」
あぶねぇ…
危うく残りのトリュフを落とすところだった
「………だめ?」
首を少しだけ傾けて上目遣い
こんなお願いに逆らえる人っているの?
俺は無理だね、逆らえるわけないでしょ
「"だめ"じゃない。むしろ、大歓迎」
そう言って、リスの頬に手を滑らせる
柔らかい頬っぺた…
ココにキスしても気持ち良さそう
でも、今は…
「…っン…」
さくらんぼのような赤い唇に
君が満足するまでキスをする…