飛行機雲
~放課後~
「佳奈美ぃ、これからみんなでカラオケ行くねんけど佳奈美も行かん?」
「行く行くぅー!
みんなって、ツバキと達也と由紀と未夏と香織の5人?」
「うん!そうやで✿」
「なら絶対に行くぅ!」
「じゃあ俺も行くぅ☆」
《・・・・えっ?!》
「な、なんで佐久間君も行くの?!てか、いたんやな!全然気付かんかったぁ・・・!」
「ひど!てか、何で二人ともそんなに驚くん?
俺ら友だちやろ☆」⇦キラーン♦
《ハ?!私ら友達ちゃうし。》
「っっ!ひどーい!さっきから酷くない?!(泣)」
・・・・・もうこいつに付き合うのが疲れた・・・。
よし・・・!無視しよ。⇦香織&佳奈美の心の声
「あ!佳奈美!みんな正門で待ってるから早く行こ~✿」
「うん!そうやなぁ、早く行こっ!」
「ち、、ちょっと!ちょっと待って!!!俺の話まだ終わってないで!」
「あん?!なんやねん!まだ言うんかぁ?!さっさと失せろッ!!!」
「・・ひ・・ひぃ!・・・ご、ごめんなさぁい!!!・・・」
【ダダダダダダダダダダダ・・・・】⇦忠司の逃げ去る音
「さ・・・さすがだね・・・。香織・・・。」
「エ?!あ!そう?!な・・・何か久しぶりにあんな暴言、言ったなぁ・・・。
あ!怖くなかった?!?」
「あぁ、もう慣れた。」
「・・・ご・・・ごめんね。。。」
「ううん!いいよ!ていうか、ありがとう!」
【にこッ】
「・・・キャッ❤もう~カワイイ❤」
【ギュ~】⇦抱きしめる音
「・・・か・・・香織・・・苦しいよ・・・。」
「あ!ごめん!つい・・・(笑)」
「もうぅ、しょうがないなぁ!(笑)」
【ガララ】
「おーい!香織、佳奈美おそいよぉ。達也が怒ってるよぉ。早くっ!」
「あ!由紀!ごめん~!」
「ごめんねぇ。なんか、さっき佐久間が私たちの邪魔してねぇ。遅くなっちゃった(笑)」
「・・・・ね・・・ねぇ、もしかして香織佐久間君に怒鳴った?・・・」
「うん!まぁ、本気で怒鳴ったわけじゃないしww」
「・・・あ・・・そっかぁ・・・。」
だからさっき佐久間君泣きながらダッシュして正門出ていったんだぁ・・・。⇦由紀の心の声
「あ!てか、早く行かないと、達也とツバキくんまってるよぉ!」
「そうだね!急ごう!」
「うん!」
【タタタタタタ・・・】
「コラー!廊下は走るなぁ!!!」
《は、はい!すみませんっ!》
【トボトボ・・・タタタタタタ・・・・】⇦先生がいなくなったら走る。