飛行機雲
~カラオケ~
【♫♪~♪♫~】
「由紀チャ~ン!助けてぇ・・・!」
「?!どないしたん?!」
「なんかさぁ、最近佐久間君にむっちゃしゃべりかけられんねんけどぉ!・・・何でなん?」
「好きなんちゃうん?」⇦きっぱり
「ハ?!・・・ありえん、ありえん。だって私はツバキが好きやねんで?」
「やから、多分やって(笑)何必死になってんの?(笑)」
「そ、そやなww」
【ドシッ!】
「っっ!うっ!重っ!」
「二人とも何話してんの?」
「恋バナしてたぁ(笑)」
「マジ?!俺にも教えてぇ!」
《えーーーー・・・。》
「二人とも《えーーー・・・。》ってなんやねん!教えてくれやぁ!」
今からメッチャめんどくさそうなことなりそう・・・。
よしっ!達也は由紀の任せよう!
「あ!ごめん!私香織と未夏と一緒に歌歌ってくるわぁ!じゃ!由紀よろしく!」
「!!佳奈美ぃー!まってぇ!・・・逃げよった・・・。」
「で、さっき佳奈美ちゃんと何の話してたん?」
「えーと・・・佐久間の話。。。」
「ッ!?な、、なんで佐久間の話なんか話してたん?!」
「もしかしたらやけど、佐久間が佳奈美の事好きちゃうん?って話しててん。」
「はぁー?!ありえんねんけど!!つか、そんな事があっても俺が絶対にさせへんしっ!!!」
「・・・そっかぁ。達也ずっと前から佳奈美の事好きやもんなぁ・・・。」
「う、うん(照)」
「何照れてんのぉ?つーかさぁ、早く告らへんかったら佐久間にとられんでぇ・・・。」
「とられるわけないやんかぁ!何言ってんね~ん(笑)」
「分からへんよぉ(ニヤニヤ)」
「うー・・・。由紀むかつく!!!殴るぞっ!」
「キャ~(笑)達也に殴られるゥ(笑)」
私はこの時まだ、達也が私の事を好きなのを全く知らなかった。
この後、私のせいでみんなが傷付くことを私は知らなかった・・・。
~カラオケ終了~
「あぁ!むっちゃ歌ったぁ✿」
「由紀むっちゃ歌ってたしな(笑)のど痛くない?」
「うんっ!若干痛いけど大丈夫っ(笑)」
「若干痛いんやぁ・・・。ま。しょうがないか(笑)」
「なぁなぁ、達也途中から全然歌わんくなったけどどうしたん?何回聞いてもなんでもないって言って、答えてくれへんかってん・・・。どうしたんやろー・・・。」
まぁ、佳奈美のことで悩んでんねんけどなぁー…。これ、何て言ったらごまかせれるやろー・・・。まぁ。適当にこたえとくかぁ・・・。⇦由紀の心の声
「あー・・・。なんか、お腹痛かってんてぇ・・・。」
「えっ!そうやったん?!ちょっと達也のところ行ってくる!!!」
エ?!今ので、信じたっ!以外に純粋っ!⇦由紀の心の声
「達也ぁ!お腹大丈夫?まだ痛い?」
「えっ?!俺腹痛くなんかないで?急にどうしたん?」
「え!・・・由紀から聞いたから・・・。ま!達也のお腹痛くないんやったら良かった・・・!」
【ニコニコ】
「っっ!(照)」
おい、佳奈美ちゃんその笑顔はずるいで・・・。もう、俺告るしかないやんか・・・。
【ガシ】
「佳奈美ちゃんちょっと来てっ!」