さくら**アナザーストーリー**地味子3
「じゃー一度でも私の成績表見たことある?
ないわよね・・・
今回の会社のことだって、認める前に見ることもなかった
結局、興味がないのよ・・・・大体、誕生日も覚えてないでしょ」
「・・・覚えてるわ」
「じゃー言ってみて」
母親が言った日にちは全部外れていた・・・
「それ全部違うからってか、俺らのでもない」
こーちゃん・・・母親の告げた日にちは、兄弟のものでもなかった
パパもかばいきれず、横を向く
「大体、私の足・・・・嫌なんでしょ」
ハッとした顔で、私を見る
「知っていたよ。義足をのけてくると、ママだけが
そっと部屋に戻るのを・・・気づいてないと思った?」
「・・・たまたまよ」
「「うそだね」」
はーちゃんとこーちゃんも気づいていたようだ
「本当は、こんな体になるくらいなら、あの時死んだほうが
よかったって思ってるんじゃないの?」
母親は、何も言わない
「・・・・そっんなこと、あるはずないよなぁ」
パパが、母親を見る・・・何も言わない
「興味もない、見るのも嫌 そんな、私にどーして欲しいの?」
「さくちゃんさえ、許してくれたら・・・みんなも・・・」
「勝手な都合、おいいでないよ!!」
怒ったおばあちゃん ほんと、勝手だね