さくら**アナザーストーリー**地味子3
重たい空気の中、私は取り敢えず仕事をした
何故か、ゆーくんが暇なのでと手伝ってくれた
悠兄さんは、持ってきていたパソコンで
自分の仕事を、蓮は台本を読み出し
けーちゃんとこーちゃんは、何処かへ
「けーちゃん、どーする?」
「んーさくちゃんに押し付けたのは、俺らだからなぁ」
「蓮の怒りもわかるし・・・かといって・・・」
「そうだよなぁ。普通に考えて、成績が一番づば抜けて
良かったのが、さくちゃんだし・・・次ってなると?」
「ゆーくんかなぁーでも・・・ダメだろうなぁー」
桜を押したのは、できそうだから・・・だけではなかった
あの幼馴染6人組、学苑始まって以来の秀才ぞろい
5人がT大、そのうち学部違いで3人が主席卒あとの二人が次席
桜も、奇跡の合格率のT芸大、こちらも主席卒
一条家も、全員学年10位いないだったが
その出来は、歴然
出来が違いすぎるのだ