さくら**アナザーストーリー**地味子3
雅ママのあとから入った座敷では
えっ?
「・・・・さゆり?」
微笑みながら
「桜、久しぶり・・・でもないかなぁ・・」
すけさんとみなちゃん 二人を伴って、さゆりがいた
「さく、ほら・・座って」
蓮が、義足で座りにくい私に手を貸してくる
最後に私が座ったのを確認して
おじいちゃんが
「一条さん、何やらお話ですか?」
いつもと、明らかに違う口調で話し始める
緊張が走る
「この度は、心ならずも無礼なことを申しまして
申し訳ありませんでした。桜にも、仕事のこと
全く理解してやらず、見ることもなく無用に
傷つけたこと心から詫びます」
そう言って、3人は手をついて頭を下げた
「顔を上げて、話を続けてください」
おじいちゃんは、冷静に告げる
すけさんは、今後会社は、さゆりが社長として
運営していくことを告げた
あっ・・・昨日決意宣言していったのは・・・さゆり?
なんとなく、靖典の言葉が頭をよぎった
でも、
「あーそうなるんだー一条であって一条ではない
だから、許してほいいと・・・」
蓮の言葉で、空気が凍る