自己中心的女教師
第一章 性格最悪で何が悪い?!
―今日は紫堂高等学院の入学式。
「みなさんお疲れ様でした。先程自己紹介いたしましたが、覚えていないと思うのでもう一度自己紹介させていただきます」
長い台詞を途中で咬むことなく言い終えると、黒板に自分の名前を書く。
「望月麗紗-モチヅキレイサ-と言います。みなさん今日から一年間よろしくお願いします。
では誰か私に質問がある方は挙手をどうぞ」
「はいっ!先生って彼氏いるの?」
一人の男子生徒がそう言うと、どっとクラス中が笑いに包まれた。
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