自己中心的女教師



「黙れ黙れ黙れ!!アンタに何がわかるっていうんです?!我が校の名誉と評判の為なら仕方のないことなんだ!!私は悪くなんかない!!」

その時、あたしの中で何かがプツンと切れた。


「大人が大人気(おとなげ)ねぇこと言ってんじゃねぇよ」

「え?!」

「大人が大人気ねぇこと言ってんじゃねぇっつってんだよ!!」

あたしはその辺に置いてあった椅子を蹴飛ばした。

校長はあたしの豹変に腰を抜かし、動けない様子だった。

「校長、ごめんなさい。これがあたしの本当の姿なんです」




< 107 / 118 >

この作品をシェア

pagetop