自己中心的女教師
「何で倉田……お前……佐藤まで」
校長が倉田を見上げて言った。
「校長先生、俺いくら3年が受験間近でも友達を傷つけた奴の尻拭いはしたくありません」
倉田は校長を睨みつけて言った。
「俺も俺のことを守って主犯の身代わりになってる友達を見て黙ってはいられません」
校長は倉田と佐藤に睨まれ、身を縮めた。
佐藤はマイクの電源の方を向き、マイクに向かってこう叫んだ。
「倉田は3年の奴等にカツアゲされそうになった俺をかばってくれました!倉田は何も悪くない。悪いのは3年の奴等の罪を倉田に被せた校長とカツアゲしようとした挙げ句倉田を暴行した3年の奴等です!!」