自己中心的女教師
あたしが屋上で煙草を吸ってると、倉田が現れた。
「ちょっと、アンタ寝すぎなんじゃないの?!」
あたしは倉田の胸ぐらをつかんで怒鳴った。
倉田はあたしの豹変に驚きを隠せないようだった。
「他の授業でもアンタ寝てるの?」
「や、俺起きてる授業とそうでない授業があるんで」
倉田はあたしの目をまっすぐ見て答えた。
「あたしの授業はそうでない授業だと言いたいのか?!上等ねアンタ。だがしかーしっ!」
あたしは倉田の胸ぐらを離し、人差し指を倉田に向けた。