自己中心的女教師
「このお茶虫入ってるんだけど。しかも冷めてるし」
「なんか文句あるの?」
「や、これ普通客に出す飲み物か?」
純平は子ハエが死骸の入った冷めたお茶を指差して言った。
「泡風呂を満喫している時に家に来るアンタが悪い」
あたしはチューハイをぐびぐび飲みながら言った。
当然の報いよ。
「何の用よ?」
あたしは純平に問いかける。
「いやぁ、TSUTAYAの帰りに近く通ったから」
通っても来るんじゃねぇ!
「ふーん、なんかビデオかCD借りたの?」