自己中心的女教師
あたしはいつの間にかサバイバルナイフを手にとって、教師達に向けていた。
「望月……!やめろ!!」
みんなが悲鳴を上げた。中にはあまりの恐怖に気絶した人もいる。
「なんでこんなことしたか、アンタ達だって本当は気づいてたでしょ?!アイツらにあたしがどんなに傷つけられたか……!」
あたしは一人ずつ彼等の心臓にナイフを突き刺していく。
次々と人が血を流し、死んでいく。
「やめるんだ、望月……!」
「あたしはアイツらに“心”を殺された!!アイツらと同じことをアイツらに返しただけなのにどうしてあたしだけが怒られるのよ!?」
腰を抜かした担任の上に乗り、あたしはゆっくりと心臓にナイフを突き付ける。