自己中心的女教師



早速、あたしはスマートフォンから学校へ電話をかける。

「もしもし、望月ですが校長の松村先生はいらっしゃいますか?」

『はい、こちら紫堂高等学院校長の松村と申します。望月先生どうなさったんですか?』

あたしはごほんごほんと咳をする演技をした。

「私風邪ひいて、熱も出てるみたいなので今日一日休みをとらせてもらいたいんですが……」

『望月先生が風邪とは珍しいですね、大丈夫ですか?では英語の授業があるクラスに課題でも出しておきましょうか』





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