自己中心的女教師




「それではホームルームを終わります」

クラスの重い空気の中、あたしは真っ先に校長室へ向かった。






「失礼します!」

あたしは校長室のドアをノックして、中へ入った。

「どうなさったんですか望月先生」

校長はあたしを見て驚いた顔で言った。


「例の暴行事件のことですが、クラスの生徒に事情を聞いたら3年生も事件に加わっていたらしいじゃないですか」

あたしは本題へ切り出した。

「しかも倉田くんは佐藤くんが3年生からカツアゲされてたのを止めに入ってケンカになったとのことなんですが、どうゆうことです?」





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