自己中心的女教師
第五章 あたしが自分勝手に巻き込んでもアンタ等の勝手にあたし等を巻き込むな!




倉田が住んでいるという町に着いたあたしは、バイクから降り、地図を見ながらバイクを押して歩いていた。

倉田が住んでいるというマンションは案外早く着いた。

エレベーターで二階まで上がり、“倉田”の表札を捜す。

あ、あった。

インターホンを押そうとすると、中から中学生くらいの女の子が出てきた。

「どちら様ですか?」

「私、夏夜くんの担任の望月と申しますが夏夜くんいらっしゃいますか?」

「お兄ちゃんの担任の先生ですか。いつもお兄ちゃんがお世話になっています」

女の子はお辞儀をした。




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