自己中心的女教師
「……まあ、とりあえず明日学校来なさい」
「……正気かよ」
「失礼ね。あたしはいつだって正気よ!」
「あれが正気って……引くわー……」
「アンタなんか言った?」
「や、それより停学中に?!式典ある訳じゃねぇのに」
「その代わり、ね」
あたしは倉田に顔を近づける。
「あたし以外の教員に見つからないように来い!!特に校長には」
「ハァ?!」
ムチャぶりさせんなよ、と倉田はつぶやいた。
「どうやって行けって言うんだよ!?絶対英語以外の教科で他の先生と会うし!てかそれ以前に校門前絶対一人ぐらいは先生いるだろ!」