自己中心的女教師
走って行く桜井さんの後ろ姿を見送った後、俺も隣の5組に入った。
5組に入ると、クラスメート達が俺の方を見た。
そりゃそうだよな。
俺停学食らってたはずなのに。
しかし一瞬驚いた顔をしたものの、クラスメート達は嬉しそうな顔して俺の元へ駆けてきた。
「夏夜!!」
「お前帰って来たのか!?」
「心配したんだからな!!」
「おかえり、夏夜!!」
クラスメート達は俺のことを温かく向かえてくれた。
ヤバい、めちゃくちゃ嬉しい。
「みんな、心配かけてゴメン。んで、ありがとうな」