自己中心的女教師
再び、麗紗サイド
一方あたしはというと、放送室で獲物を待ち構えていた。
―ってこれじゃあたしが猛獣みたいじゃない。
まあ、あたしを猛獣に例えたらスタイルが良く美しい模様をした豹(ひょう)だろう。
まあ、そんなこと今はどうでもよくって。
現在の時刻 9時5分。
半まであと25分もある。
校長はまだ来ていない。
校長はこの放送聞いたのかしら?
まあ、そんなことどうだっていい。
今回の目的は放送室に校長を呼び出すことじゃない。
どちらにせよ、9時半になったら警告通り放送にすべてを流す。