狼と子羊の物語




「零なりに必死だったんだろうな…


わからないが…」



私凛ちゃんの全てを知ってるつもりに


なってただけかも知れない…



凛ちゃんに


一回だけ何で彼氏作らないの?


と聞いた時



“私男の人駄目なの…"って…




もしかしたら、零君忘れられなくて…?




頭の中がぐちゃぐちゃ…






「遊紗…」




「ぐちゃぐちゃだよぉ…」



私は、泣き崩れてしまった。



もう訳もわからなく…





「遊紗ごめんね?」



そう言って私を抱え公園に入った



ベンチを見つけた響くんは座った


私を抱えたまま









< 125 / 134 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop