狼と子羊の物語
「零なりに必死だったんだろうな…
わからないが…」
私凛ちゃんの全てを知ってるつもりに
なってただけかも知れない…
凛ちゃんに
一回だけ何で彼氏作らないの?
と聞いた時
“私男の人駄目なの…"って…
もしかしたら、零君忘れられなくて…?
頭の中がぐちゃぐちゃ…
「遊紗…」
「ぐちゃぐちゃだよぉ…」
私は、泣き崩れてしまった。
もう訳もわからなく…
「遊紗ごめんね?」
そう言って私を抱え公園に入った
ベンチを見つけた響くんは座った
私を抱えたまま