狼と子羊の物語



「遊紗…?」



私は離れたくなく力一杯抱き締めた



それを答えるように響くんも私を


力一杯抱き締めてくれて



頭を撫でてくれた。




「思いっきり泣いて良いよ?」



そんな優しい言葉が頭の上から


聞こえ私は自然と涙が溢れだした




私はずっと響君の胸のなかに泣いていた



ー数分後ー


落ち着いた私は泣き止んだ。


そんな私を心配そうに見つめる響君




「遊紗平気?」



「グスン…コクリコクリ…」



私は頷いた




「じゃあ、家近いし

このまま抱えたままいこうか。」



え!?それは!?流石に!!




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