狼と子羊の物語


「え、でも…」

そう言われても


切符もチケット代も零君が払ってくれて


何か申し訳ない



「ええーの!ほら、いくで!
時間勿体無いで!」



私たちはお姉ちゃんにチケットを



渡すと代わりにはパンフレットを


貰い中に入っていく


パンフレットを覗くと…………




「遊紗、どこいく?」



私が大好きなジベーザメが!!


行きたい!!


「おーい、ゆ……「ボソッ)鮫みたいな…」




「鮫?じゃあ、行こうか!」


「えっ!?」



もしかして、声に出ていた!?



「えっと!あっ!やっぱり!


ペンギンがいいなぁー?あははー」


だが、零君はお見通して



「はいはい、嘘良いからサメ見に行くで

ほら、行きたいんやろ?」







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