狼と子羊の物語



“こんな、小さく可愛い子猫を捨てるとは

最低だな、遊紗ちゃんと面倒見るだぞ?"


“うん!"



“ミルク飲み終わったみたい♪可愛いー

お腹いっぱいになって眠たいみたい…♪"


"寝たみたいだな、遊紗名前は決めたのか?"



“える"


“える?由来は?"


“好きな芸能人がね、猫好きでね
次飼うとしたらえるって名前にするって
書いてあったから"


“える!うんいいじゃないか?"


“あなたの名前はえる君よ♪よろしくね?"


これが、えるとの出会い。


今じゃあ、その弱った面影もなく


元気に成長している。


「える君ー本当に大きくなったねー」


私はえるを撫でていた


「くしゅん…」


寒くなってきたかも。



< 46 / 134 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop