狼と子羊の物語
ーこんな、難しい本読んでよーわかるな!ー
その本の行方は、白銀 零の手にあった
ーあんた、何がしたいのー
別に本ごときで怒ったりはしない。
本なら、いくらでもあるから。
ーん~?響が無視ばっかするから
本奪えば聞いてくるかなって
なあなあ!遊ぼうや!ー
こいつ本当にしつこい。
しか零の印象になかった。
あ、尚哉にトイレに行くって言ったまま
戻るの忘れていた。
早く戻らないと泣いてしまう可能性がある。
早足で部屋に戻ると
尚哉は気持ちそさそうに寝ていた
たまに思う
尚哉は俺が兄で嫌になら無いのか?
こんな無愛想で、嫌われ者の赤の他人な俺でも