狼と子羊の物語




「っっ…な、んで…かな…。」




「遊紗様!!」




「っっー…ひ、響くー…ん…」




「何してるの!?裸足で!そんなう…遊紗様…?」



「…………」




っっー…必死で堪えてた涙が溢れた



「遊紗様…」



「ご、めん…うぅ……」




「怖い夢でもみたの?」



「っっ…ふっ…」



答えようとしても涙ばかりが出てきて



うまく答えれない…





「そっか、おいで?」



ーグイ!ー




「っ…ひ、ひ…びき…くん…?」



響くんは、私の腕を引っ張り


お姫様抱っこを…



「ひ…びきくんー…!?」



「足危ない、とにかく俺の部屋に行く。」



「……………!」



そう言うと走って響君の部屋に




朝早かったせいか誰にも会わなくすんだ



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