狼と子羊の物語


そんなことを考えてた時



ートントンー


ドアを誰かがノックする音が聞こえた




「はい」



「瑞稀です。」



「瑞稀さんか…今開ける。」



ドアを開けた。



「遊紗様は?」



「遊紗は、泣きつかれて寝てるねん。」




ほれと俺は遊紗がベッドに寝てる姿を


瑞稀さんにみせた



「ま、田中さんのことよっぽど

慕ってたからな…理由も知らずまま


田中さんに消えてしまったからな」




「……………………」


遊紗…………


田中さんはお前をすげ…大事にしてたで?






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