狼と子羊の物語



「遊紗ー…」




「ひ、びきくんー…?」




「響って呼んで…?君なんて要らない」




ードクンー


ードキンー




男らしい顔…



目が離せない。




「えっと、ひ、ひ、びき」




「クス、ごーかくっ」





ーナデナデー




ードキン、ドキンー


ドキドキが止まらない。




「遊紗ー…綺麗な髪だね」



そう言うと響は、私の胸辺りまで





ある髪を触っていた





「綺麗な黒髪…羨ましい…」





「響く…っ…響も綺麗な黒髪だよ…?
















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