狼と子羊の物語



「あ、ありがとう!」




「いいえ」




響君は、ココアを淹れにいった





響君の部屋…ってー…




「綺麗で、本ばかり…」





本棚から一冊取って中を見ると





「うわー…よ、読めない…」





全て英文……



そして、



「む、ずかしいー…」





よく読めるな…響君…





ーガチャンー



「おまたせ、どうした?」



「へっ!?うわぁぁぁぁ…!」



ーバサッー




いきなり声をかけられて


本を落としてしまった…



「ご、ご、ごめんなさい…!」



「ぷっ…」



「え…?」




「ぷははははは!遊紗焦りすぎ…!

フハハハハハ!!」





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