狼と子羊の物語

鼻噛まれた気が…




ーチュッー


「ん……！」



不意打ちにキスが…



「ンン…！ん…！ハアハア…ひ、響…？」




「おーかえしっ、遊紗可愛すぎ…」




「ふぇ…？」




ーギュッー




「逃がしたくない…」




わたしの胸の高まりはピークに達していた




「ひ、ひ、ひびき…」




「ん？どうした？」




本当に響君は、不思議…





いきなり男の子の顔になって



かわいい響君になって…



そんな響君に、ドキドキしてる私。






「き、キス…な、馴れてるの…？」



私が初めてだから、分からないけど…



上手かった…




「てだよ……」




「え？」



「初めてだよ…！」



「っっ…！」