運命みたいに恋してる。
でもお姉ちゃんは、ひと言もあたしを責めなかった。
責めないどころか、「七海、ごめんね。お姉ちゃんを許してね」って、逆に謝られてしまった。
お姉ちゃんが謝ることなんか、ひとつもないのに。
「ねえ、大地。あたし、これからカフェに行って柿崎さんに謝りたい」
先におじさんに謝るべきなんだろうけど、まだおじさんの顔を見る勇気が出ない。
でも、このままじゃ気がおさまらないんだ。
柿崎さんにも迷惑かけたし、ちゃんと謝りたい。
「柿崎さん、あたしの謝罪を受けてくれるかな?」
「当然だろ? あれは親父にも非があるんだし。兄貴だって申しわけなく思ってるさ」
「そうかな? 怒ってないかな?」
「大丈夫。俺も一緒に行くから、そんなに心配すんなって!」
大地があたしの背中をポンッと叩いて、明るい声で励ましてくれた。
大きくて頼もしい感触に、あの寂れた公園のブランコで大地が背中を押してくれたときのことを思い出して、しんみりする。
思えば大地はあたしが失敗したり、落ち込んだりしているときに、いつもこうして励ましてくれる。
責めないどころか、「七海、ごめんね。お姉ちゃんを許してね」って、逆に謝られてしまった。
お姉ちゃんが謝ることなんか、ひとつもないのに。
「ねえ、大地。あたし、これからカフェに行って柿崎さんに謝りたい」
先におじさんに謝るべきなんだろうけど、まだおじさんの顔を見る勇気が出ない。
でも、このままじゃ気がおさまらないんだ。
柿崎さんにも迷惑かけたし、ちゃんと謝りたい。
「柿崎さん、あたしの謝罪を受けてくれるかな?」
「当然だろ? あれは親父にも非があるんだし。兄貴だって申しわけなく思ってるさ」
「そうかな? 怒ってないかな?」
「大丈夫。俺も一緒に行くから、そんなに心配すんなって!」
大地があたしの背中をポンッと叩いて、明るい声で励ましてくれた。
大きくて頼もしい感触に、あの寂れた公園のブランコで大地が背中を押してくれたときのことを思い出して、しんみりする。
思えば大地はあたしが失敗したり、落ち込んだりしているときに、いつもこうして励ましてくれる。