運命みたいに恋してる。
「お母さんは説得できたから大丈夫。そっちの状況は? おじさんの様子、どう?」
『表面上は平気そうな顔してる。内心は動揺しまくりなのがバレバレだけどな。ああ見えて気が小さいんだよ』
大地の明るい笑い声が聞こえてきて、つられてあたしも微笑んだ。
「おじさんのヤケドの具合はどう?」
『平気平気。ちゃんと薬も塗ってるし。背中とかの自分で見えない場所は、俺が塗ってやってるんだ』
「そう」
『親父のケツなんか見たの、初めてだよ。気色悪いのなんのって、もう!』
あたしは声を上げて笑った。
あんなに落ち込んでたのに、こんなふうに笑えることが不思議で、すごくありがたかった。
『あんま落ち込むなよ? 心配なのはわかるけど』
「うん」
『なるようになるからさ。深く考えすぎんなよ?』
「うん」
『七海ひとりの問題じゃないんだ。抱え込みすぎるなよ?』
「うん」
大地は少しでもあたしを安心させようと、繰り返し繰り返し励ましてくれる。
相づちを打つたびにあたしの心は軽くなり、熱くなった。
大地だって平気じゃないだろうに、あたしを心配して電話してくれた優しさがうれしくて、胸が震える。
「ねえ、大地」
『ん?』
「本当にありがとう」
『表面上は平気そうな顔してる。内心は動揺しまくりなのがバレバレだけどな。ああ見えて気が小さいんだよ』
大地の明るい笑い声が聞こえてきて、つられてあたしも微笑んだ。
「おじさんのヤケドの具合はどう?」
『平気平気。ちゃんと薬も塗ってるし。背中とかの自分で見えない場所は、俺が塗ってやってるんだ』
「そう」
『親父のケツなんか見たの、初めてだよ。気色悪いのなんのって、もう!』
あたしは声を上げて笑った。
あんなに落ち込んでたのに、こんなふうに笑えることが不思議で、すごくありがたかった。
『あんま落ち込むなよ? 心配なのはわかるけど』
「うん」
『なるようになるからさ。深く考えすぎんなよ?』
「うん」
『七海ひとりの問題じゃないんだ。抱え込みすぎるなよ?』
「うん」
大地は少しでもあたしを安心させようと、繰り返し繰り返し励ましてくれる。
相づちを打つたびにあたしの心は軽くなり、熱くなった。
大地だって平気じゃないだろうに、あたしを心配して電話してくれた優しさがうれしくて、胸が震える。
「ねえ、大地」
『ん?』
「本当にありがとう」