運命みたいに恋してる。
「セミナーの期間が終了して、これでお別れってのが残念で。でも一海さんスマホ持ってないって言うから連絡先も交換できないし」
「当時はね。今は持ってるけど」
「それで、なんとか今後も連絡をとりたくて、兄貴のカフェに連れてったんだ」
「……え?」
自分の顔から笑顔が引いて、一瞬で固まったのがわかった。
急に態度の変わったあたしを、大地君が怪訝そうに見ている。
あたしは落ち着くためにひと呼吸置いてから、もう一度聞き返した。
「今、なんて言ったの?」
「だから、俺が兄貴のカフェに連れてったんだよ。一海さんを」
「当時はね。今は持ってるけど」
「それで、なんとか今後も連絡をとりたくて、兄貴のカフェに連れてったんだ」
「……え?」
自分の顔から笑顔が引いて、一瞬で固まったのがわかった。
急に態度の変わったあたしを、大地君が怪訝そうに見ている。
あたしは落ち着くためにひと呼吸置いてから、もう一度聞き返した。
「今、なんて言ったの?」
「だから、俺が兄貴のカフェに連れてったんだよ。一海さんを」