それでも先輩、貴方だけ。
それから毎日、私は秘密の恋を始めた。

  華だけには、絶対にばれたくない。


   親友で居られなくなってしまうのだと悟っているから。

   授業中も、ペン回しもせず、ボーッと先輩の事を考えていた。
 
   なびく茶色い髪の毛…


   考えるだけで頬が熱くなる。




   でもずっと、隠しておくと誓った恋だった。
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