キミ色、恋色。
キミ色に染まるまで。

出逢いと運命。

ああ、なんて気まずいんだろう…。


俺、五十嵐 海翔 は朝から気分が沈んでいた。


今日は転校初日。


転校っていっても、


同じ中学に戻ってきただけだけど。


前、仲良かった友達とは、

同じクラスでよかったけど、


どう接すればいいかわかんない。


「いってきまーす…」


暗い気持ちで俺は家をでた。


教室に入ると、やけにはりきった


担任の声が響いた。


「五十嵐海翔です。よろしくお願いします。」


俺はよくある自己紹介の


台詞を言って席についた。

俺の隣は 渡部 正人。


前、仲良かった友達だ。


こいつのおかげもあって、

俺はそれなりに、クラスにもなじみ、


楽しく生活できていた。
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