おやすみ、先輩。また明日

会いたかったよ、先輩。



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夏休みに入って3日目。

わたしは“ヤンキー先輩欠乏症”に陥っていた。


1日目は「まあ、夏休みが明けたら会えるし」なんて思っていたのに、

2日目ですでに「夏休みってあと何日……?」と、絶望感に浸り。


そして3日目の朝から、わたしはスマホのアドレス帳を開いて、ヤンキー先輩のアドレスをじっと見つめていた。



リビングのソファーに寝そべりながら、小さくため息。


いきなり電話はハードルが高すぎる。


じゃあメール?

でもなんてメールするの?


特別用事があるわけでもない。


わたしとヤンキー先輩の関係は、本当にただの、通ってる高校が同じってだけの先輩後輩で。

学校がなきゃ、なんの接点もないんだ。



そのことがものすごく寂しい。


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