おやすみ、先輩。また明日






ご飯を食べてお風呂に入ってから、いつものようにパソコンを立ち上げる。


まずは顧問にOKをもらったことを梶原さんにメールして、と。

ついでに英語の課題をやる前に、いままでどれくらい手作りお菓子の記事を書いてきたのかチェックする。



「うわー。わたし、こんなに書いてきてたんだ……」



ヤンキー先輩と出会ってからの更新率がすごい。


やっぱり本に載せるのは、ヤンキー先輩を想って作ったレシピにしたいなあ。

山中さんが文句をつける隙もないレシピを1つづつ書き出していかないと。



「山中さん、かあ……」



結局わたしは彼女と仲良くなることはできないみたいだ。


あそこまで嫌われてるとは思ってなかった。

彼女に言われたことを思い出すと、鼻の奥がつんとしてくる。

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