おやすみ、先輩。また明日
美味しそうに綺麗に撮るために、ものすごい数の照明に照らされていてチカチカくらくらしてくる。
でも“本を作ってる”って実感できて、楽しいんだ。
最初の撮影ではガチガチで手もぶるぶる震えてひどかった。
家のキッチンで作ってるつもりでリラックスして、なんて言われたけど。
うちのキッチンはこんなに広くはないし、ピカピカでもないし、道具も充実してないわけで。
だからヤンキー先輩にあげるんだって気持ちだけはいつも通りにがんばったら、なんとかだんだんと慣れていった。
さすがヤンキー先輩パワーはすごい。
「はい、もういちまーい!」
この一瞬が、一枚一枚が、本になる。
大切に真摯に向き合っていきたい。
素敵な本になりますようにって、願いをこめながら。
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