おやすみ、先輩。また明日
どうしたの、先輩。
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11月に入って、作業も追い込み時期になり部活に行けない日が続いていたけれど。
今日は2週間ぶりに顔を出せる!
放課後、教室の掃除を終えて廊下を走っていたら、階段を降り切ったところで角から出てきた人に思いきりぶつかってしまった。
浮かれ過ぎだ、わたし。
「す、すみません!」
「あ? くるくるか」
「ヤンキー先輩!」
ぶつかった相手は、帰るところらしいヤンキー先輩だった。
横には宇佐美先輩も。
「なにそんな急いでんだよ」
「これから部活なの! 久しぶりに!」
「ああ、それで。杏ちゃんらしいけど、気をつけなよ~」
「うん!」
じゃあまた、と手を振って調理室へ向かおうとしたんだけど、その手をつかまれてびっくりする。
ヤンキー先輩の大きな手がしっかりと、わたしの手首を捕えていた。
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11月に入って、作業も追い込み時期になり部活に行けない日が続いていたけれど。
今日は2週間ぶりに顔を出せる!
放課後、教室の掃除を終えて廊下を走っていたら、階段を降り切ったところで角から出てきた人に思いきりぶつかってしまった。
浮かれ過ぎだ、わたし。
「す、すみません!」
「あ? くるくるか」
「ヤンキー先輩!」
ぶつかった相手は、帰るところらしいヤンキー先輩だった。
横には宇佐美先輩も。
「なにそんな急いでんだよ」
「これから部活なの! 久しぶりに!」
「ああ、それで。杏ちゃんらしいけど、気をつけなよ~」
「うん!」
じゃあまた、と手を振って調理室へ向かおうとしたんだけど、その手をつかまれてびっくりする。
ヤンキー先輩の大きな手がしっかりと、わたしの手首を捕えていた。