おやすみ、先輩。また明日
いらっしゃい、先輩。
・
。
+
*
.
。
*
.
2日後、調理の日。
朝はヤンキー先輩と同じ電車に乗れなかったから、わたしは昼休みに先輩にメールすることにした。
【今日部活でお菓子を作ります】
そう送ろうとしたけど、教室の窓際で静かに1人お弁当を食べている山中さんの姿が目に入って手を止める。
ヤンキー先輩が部活に現れたら、また何か言われるかもしれないなあ。
【作ったものは明日電車で渡すので、楽しみにしててくださいね!】
そう文章を付け足して送信した。
これでたぶん、ヤンキー先輩もわざわざ調理室に顔を出したりしないよね。
メールを終えて、食事を再開すると、なぜか机をくっつけて一緒に食べていた友だちたちが、みんなこっちを向いていた。
「え。なに?」
「なんかさー。杏、機嫌良くない?」
「えっ」
。
+
*
.
。
*
.
2日後、調理の日。
朝はヤンキー先輩と同じ電車に乗れなかったから、わたしは昼休みに先輩にメールすることにした。
【今日部活でお菓子を作ります】
そう送ろうとしたけど、教室の窓際で静かに1人お弁当を食べている山中さんの姿が目に入って手を止める。
ヤンキー先輩が部活に現れたら、また何か言われるかもしれないなあ。
【作ったものは明日電車で渡すので、楽しみにしててくださいね!】
そう文章を付け足して送信した。
これでたぶん、ヤンキー先輩もわざわざ調理室に顔を出したりしないよね。
メールを終えて、食事を再開すると、なぜか机をくっつけて一緒に食べていた友だちたちが、みんなこっちを向いていた。
「え。なに?」
「なんかさー。杏、機嫌良くない?」
「えっ」