強迫性狂愛
「………」

「………」

「うそ…」

「だから、人工呼吸を施したと…」

「なに、それ!!私のファーストキス…ッ!!」


思わず、隣に座る迅の襟首を掴んで、力任せに揺らした。


「よかったな、初めてが俺で」


淡々と言葉を繋ぐ迅に


「よくないっ!!返して!私のファーストキス!!」


涙目になって、迅を睨みつけていると


「返す?」

「返して!最低!最悪!」


私の言葉にフッと迅は笑って



「わかった。返そうか、百花のファーストキス」



そう甘く、耳元で囁いて…


私にそっと、優しく触れるキスをした。

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