強迫性狂愛
―――……
「――…ん…」
あれから、皆でご飯を食べたあと、家に帰ってきてから試験の疲れがドッと押し寄せたのか
お風呂にも入らないままベッドに沈むように眠っている自分に気が付いた。
あれ……?
私――…
真っ暗な部屋に戸惑いながら、ベッドの側にある照明に手を伸ばした。
「……1時…」
慣れない光に何度も瞬きを繰り返しながら時計を見て、ふといつもの温もりがないことに気付き辺りを見渡すと
「迅……?」
いつもいる場所に、迅がいないことに気付いた。