強迫性狂愛
「迅…?」

「――…俺が来ないかと思って寂しかったのか?」

「…え、ちが…」

「…図星か」


ギシッと音を立てて、私の方へと向かってくる迅に一気に焦りながら


「違うよ!あ、あのえっと…えっとね…」


焦る私の表情に、迅は不敵に口角を上げて


「そうか…」


そのまま、絡めた指に力が入った瞬間――…


引き寄せられるように抱きしめられていた。

< 147 / 745 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop