強迫性狂愛
もともと、綺麗な顔だから


いつも睨みつけてるくせに、こんな状況の時にそんなに優しく見つめないで……っ



恥ずかしさに顔を背けようとした途端


額を撫でながら


また、軽いリップ音を立てながら優しく口付けをされた。



思わず、閉じた瞳をゆっくりと開けると――…



「百花…」



何度もそうやって、時折苦しそうにに私の名前を呼ぶ迅に…



私は――…



不覚にも涙を零しながら、何度も迅の唇に必死で応えていた。

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